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赤木曠児郎(画家)


赤木曠児郎(Kojiro Akagi)

1934年、岡山生まれ。29歳でパリに渡る。日本繊維新聞でファッションジャーナリストとして活躍した後、画家に。2014年にフランス文化省芸術文化勲章シュヴァリエ受章。ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール名誉副会長。

 

赤い線に刻み込むパリの歴史と変遷 

“アカギの赤”とよばれる印象的な赤い線で、パリの風景を輪郭まで緻密に描きこむ画家・赤木曠児郎さん。1963年に渡仏し、1970年代にはファッション・ジャーナリストとしても活躍。プレタポルテを日本に初めて紹介したことでも知られる。「あと1年、あと1年といっているうちに、あっという間に53年だ」と、豪快に笑う。一方で、「パリは、誰に習ったかではなく、自分だけの何かを持っていないと生きられない街」とも。重ねた時間の重みと、貫いてきた強い志がにじんだ。


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